Q.ガーデニングをちょっと贅沢にやってみたい
庭造りが大好きで数年前からガーデニングを中心としたDIYを行っています。
ガーデニングに使用している用具のほとんどは100均ショップで購入したものなのですが、機能的には問題はないものの見た目の部分でちょっとというふうに感じてしまうこともよくあります。
高いガーデニング用品を購入することも考えたのですが、それでも自分の希望する見た目の製品ぴったりのものを見つけるのも大変なので、それならばいっそ自分で作ってしまった方がよいのではないかという発想にいたりました。
今考えているのが100均で購入をすることができる鉢植えや柵に塗装をしてちょっとアンティーク調にするという方法です。
ただその場合もととなる鉢植えなどはプラスチック製になっているため、ラッカーなどの塗装で大丈夫なんだろうかと思ってしまいます。
木材や鉄類などにペンキを塗るという方法はたくさんのDIY関係のサイトや雑誌で紹介をされているのですが、プラスチック製の製品に塗装をする方法の情報は今ひとつ少ないように思います。
実際に塗装をする場合にはどういった製品を使いどういうことに注意をする必要があるかということについて教えてください。
A.下塗りをすればかなりの製品に塗装ができます
プラスチック製の製品だけでなく、ガラス瓶やブリキ製品などほとんどの品物に塗装をしていくことができます。
ただしどの製品に対する塗装であっても、まずは事前にきちんと洗って汚れをきちんと落とし、先に塗られている塗料やコーティング剤をサンドペーパーなどを使って丁寧に剥がしていくという下準備が必要になります。
100均ショップに売られている製品としては、ブリキ製のミニバケツやじょうろなどおしゃれな形をしているものも多いので、加工の方法によってはかなりキレイな庭造りに生かしていくことができます。
プラスチックやガラスなどのペンキが乗せづらい製品に塗装を施す前には、「ミッチャクロン」などとして売られている下塗り材を先に全体に塗っていきます。
「ミッチャクロン」のような製品は別名「密着剤」とも呼ばれており面倒なサンドペーパーでの表面の目荒し作業をしなくてもそのあとの塗装を相当定着させやすくしてくれるので塗料を購入するときには忘れずに一緒に購入していってください。
密着剤を全体に吹きつけたら20分~1時間くらいの乾燥時間をとり十分に乾いたことが確認できたら好きな色に塗装をしていきます。
アンティーク調の塗装をするときのコツとしてはいきなりあまりたくさんの色を乗せようとするのではなく、十分に薄め液を使って色を薄くしておいて何回かに分けて塗を重ねていくようにするということです。
色調も同じ色だけでなく何色かのペンキを混ぜてムラを作りながら塗っていくとより雰囲気が出やすくなります。
ペンキを塗ったあとにペーパーなどでキズをわざとつけるなどといった方法もあり、たくさんのテクニックがあるのでいろいろ試しながら自分なりの方法を見つけてみてください。