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水性ペンキの後始末

道具の洗い方

ペンキを塗ること自体は好きだけれど、後片付けが面倒でイヤという人は多いのではないかと思います。
しかし、水性ペンキの場合はハケの後片付けをしっかりとしておけば次にまたペンキを塗るときにも便利にハケが使えますので、面倒くさがらず丁寧な処理をしてあげましょう。

まず使い終わったハケに関しては、ハケに付着しているペンキを新聞紙にこすりつけてきれいに落とします。
この時、毛先を傷めないように丁寧にペンキを落とすのがコツです。
次にハケを流水で洗います。
ハケにはダマになったペンキが付着していることが多いので、表面をヤスリがけすることによってダマを取り除きます。
ヤスリは、#240のものがおすすめです。

次に、食器用洗剤を1滴ハケに落として、ハケの奥のほうまでていねいに洗います。
後は流水でよく洗うだけです。
ハケを洗い終わったら、水を張ったバケツに入れて、12〜24時間放置しておきます。
こうすることによって、ハケの中に残っているペンキがすっかり水の中に溶け出してきれいになります。

ペンキの落とし方

水性ペンキが手についてしまったら、ぬるま湯でていねいに洗い落とせば簡単に落ちます。
ぬるま湯だけでは落ちないペンキに関しては、石鹸をつけて洗いましょう。
これで水性ペンキは落とすことができますが、爪の間に入ってしまったペンキは落とすのが難しいので、ペンキを塗る際にはできるだけ手袋をして作業することをおすすめします。

衣類に付着したペンキは、繊維の奥まで入り込んでそこで固まってしまうので、まだ乾いていないうちに大量の流水で洗い落とすしかありません。
一旦乾いてしまったペンキは落とすのがかなり難しいので、作業する際には汚れてもいい衣服を着用することがポイントです。
カーテンにペンキが落ちても汚れを落とすことはできませんので、壁や天井を塗る際には必ずカーテンは外しておきましょう。

家具などについてしまったペンキについては、表面がプラスチックなどのツルツルしたものであれば簡単に落とすことができます。
フローリングの床などは、表面がザラザラしていてペンキが奥に入り込んでしまい、ペンキを完全に除去することはできません。
ですから、壁などを塗る前にあらかじめシートや古新聞で覆って、マスキングをしておくことが大切です。

ペンキの保管方法

ペンキは暑さに弱いという特徴があるので、余ったペンキは冷暗所に保管することが大切です。
まず蓋はきっちりと閉め、できれば逆さまにした状態で保管するのがおすすめです。
ペンキ缶の中の空気が多いとペンキが劣化する原因にもなりますので、小さい缶に移し替えるのもひとつのアイディアです。
冷暗所がいいと言っても、冬場に氷点下になるような場所もペンキの保存所には向いていません。