Q.シンクにサビがついてしまいました。
シンクにアルミ缶を置いてしばらく放置しておいたところ、茶色いサビがついてしまいました。
どうやって落としたらいいでしょうか?
A.もらいサビの落とし方と予防方法
もらいサビは、サビ落とし専用の洗剤を使うことによって落とすことができます。
また、クエン酸やクレンザーなど、どこのご家庭にもある製品を使っても落とすことができます。
ステンレス製のシンクに付着した茶色のもらいサビには、まず、クエン酸が効果的です。
最初にクエン酸を水に溶かしてクエン酸水を作り、古いふきんなどにクエン酸水を浸してもらいサビの上に置きます。
クエン酸水に浸した布を30分ほど放置し、洗い流すだけでもらいサビが取れます。
クリームタイプのクレンザーももらいサビを落とすのには有効ですので、一度試してみるといいでしょう。
雑巾や古布などにクリームクレンザーを少量取り、サビのある部分を軽くこするだけで充分です。
あまり力を入れてしまうとシンクに傷がついてしまうことがありますので、注意しましょう。
サビを取ったら、水拭きするだけなので簡単です。
また、重曹や歯磨き粉でも、もらいサビを落とすことができます。
両方とも研磨作用がありますので、付着したサビをきれいに落とすことができます。
そもそも、もらいサビとは?
キッチンのシンク部分や浴室にアルミ缶などの金属製のものを置いておくと、缶の底の部分にいつのまにか茶色いサビが付着していることがあります。
これが「もらいサビ」と呼ばれるもので、こすってもなかなか落ちないという特徴があります。
アルミ缶に限らず、ヘアピンやカミソリを置いておくことによってももらいサビが生じます。
ステンレス製のシンクはほとんど錆びることがないのですが、もらいサビが付着するとなかなか取れず、対策に困ってしまうご家庭も多いようです。
もらいサビというのは、2種類の金属が水分のある場所で接触したまま放置された時にできるもので、イオン化傾向によってサビが発生します。
二つの金属のうち、イオン化傾向の高いものがサビの原因となります。
もらいサビは水気のある場所であればどこでも発生する可能性があります。
ですから、発生を防ぐためには、アルミ缶やヘアピンなどを長時間をきっぱなしにしないことが大切です。
浴室やキッチンなどはこまめに換気を行い、湿気が残らない環境作りをする他、金属をおきっぱなしにしない習慣をつけると良いでしょう。
また、塩素系の漂白剤はステンレスの膜を傷める傾向がありますので、使った後は完全に洗い流すようにしましょう。
なにはともあれ、清潔さを保つためにはこまめな掃除を怠らないことがとても大切です。