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  3. モルタルとコンクリートの違いとは

モルタルとコンクリートの違いとは

Q.モルタルとコンクリートの違いはなんでしょうか?

DIY でよく聞かれる「モルタル」ですが、コンクリートとは違うものなのでしょうか?
モルタルの作り方についても教えてください。

A.モルタルとコンクリートの違い

モルタルとコンクリートはほとんど同じですが、含まれている成分に若干の違いがあります。
成分が違うことによって性質にも多少の違いが出てくるのがモルタルとコンクリートです。
それぞれの違いをよく把握して、適所に使うことが大切です。

まず、モルタルというのは水とセメント、砂で作られています。
これに対してコンクリートの方は水とセメント、砂の他に砂利や砕石も使われているという違いがあります。
モルタルはコンクリートよりもDIYに適している素材で、床や壁に使用される以外に「モルタルデコ」と言って、動物のモチーフやミニハウスなどを作って楽しむ人もいます。

A.モルタルの作り方

モルタルは水と砂、セメントだけのシンプルな素材で作られていますが、使用する砂によって仕上がりに差が出てきます。
例えば山砂は火山性で、排水性と保水性に優れているという特徴がありますし、白味がかった珪砂を使えばきめの細かいモルタルが出来上がります。

モルタルの材料は水分を含むと湿気を吸って使えなくなってしまいます。
材料が残った場合には水気の入らない厚手のビニール袋などの中にしっかりと保管し、口はガムテープで留めておくようにしなければなりません。

セメントと砂を混ぜたら、水を少しずつ加えながらモルタルを練っていきます。
一般的にモルタルでは、セメントと砂の割合を1:3にすることが多いのですが、レンガを積む際に使うような場合には1:2の割合にして強度を高めることが多いようです。
比率をきちんと守らないと硬くなりすぎたり、逆に強度が不足したりしますので気をつけなければなりません。

モルタルを上手に作るためには、水を加える前にセメントと砂をよく混ぜておくのがポイントです。
セメントと砂がよく混じっていないところに水を加えてしまうと均一に仕上がらず、強度がアンバランスになってしまいます。

A.コンクリートの作り方

コンクリートというのは水とセメントと砂の他に砂利・バラスなどが加えられています。
作り方は基本的にモルタルと同じですが、砂利が入る分重くなるので、手作業でこねようとするとかなりの力が必要になります。

コンクリートは舗装コンクリートや高強度コンクリートなどの種類があり、用途によって材料の配合割合が異なってきます。
コンクリートを作る際に使用する水も、上下水道の水の他に井戸水や河川水など様々ですが、水道以外の水を使用する際には品質を確認することが大切です。