郵便ポストをDIYするための道具・材料
郵便ポストは様々なデザインのものが市販されていますが、今ひとつピンとこない、家の玄関先にうまくサイズや形状が合わないということも多いものです。
こんな時には郵便ポストをDIYしてしまうのも一つのアイデアです。
自作の郵便ポストであれば色や形・大きさ・素材など、全て自分好みに作り上げることができますから、休日のひと時を利用して作ってみることをおすすめします。
素材としては初心者でも扱いやすい木材がぴったりです。
木材の中でも特に「SPF」と呼ばれる素材は軟らかくてしかも加工がしやすいというメリットがあります。
ちなみにSPF というのは3種類のマツ科の木材スプルース(Spruce)・パイン(Pine)・ファー(Fir)を材料にした木材のことです。
SPFの中でもACQ材という高耐久防腐注入材であれば雨にも強く、おすすめです。
この他に蝶番や塗料、紙ヤスリなどが必要になります。
郵便ポストの作り方
まず、作りたい郵便ポストの大きさや形状を決め、設計図を書きます。
郵便ポストがあまり小さいとA4サイズの封筒が入りませんので、その辺りを考慮しながら大きさを決めますが、受け口は手が入らないぐらいの大きさにして盗難を予防したいものです。
木材をまっすぐ切るのは初心者には難しいので、設計図をもとにホームセンターでカットしてもらったほうがいいかもしれません。
各パーツは木工接着剤を塗って圧着します。
接着剤が乾いたところで要所要所にビスを打っていくのですが、ビスの長さは板の厚さの約2.5倍が目安です。
郵便ポストが出来上がったら塗装を行いますが、マンションでもない限り、ペンキは必ず屋外用のものを使用します。
防腐・防虫剤の添加されている塗料を選び、外側だけではなくて内側もしっかりと塗ることが大切です。
少しでも塗り残しがあると、その部分から水が染み込んで腐ってしまうことがあるので注意しましょう。
郵便ポストの設置方法
デザインにもよりますが、郵便ポストは壁に設置するタイプとスタンドに取り付けるタイプがあります。
取り付ける壁がブロック塀やコンクリート壁の場合には、アンカーを使って固定します。
ポストを設置する場所を決めたら水平器で水平をきちんと取り、ドリルで穴をあけてアンカーを打ち込みます。
スタンドに取り付ける場合には、最初に郵便ポストを仮留めして、スムーズに開閉ができるかどうかを確認しましょう。
ガーデンプランターを設置し、その上に郵便ポストを取り付けるのも楽しいものです。
DIYではアイディアが何よりも大切ですから、実際に製作する時間よりも、デザインを決めるのに時間をかけてみることをおすすめします。