レンガでつくる自転車置き場
DIYが趣味といっても、せいぜい台所の棚をペイントしたり、空き缶をアレンジして小物入れを作ったりしたことしかないという人は少なくないのではないでしょうか。
そんな人でも、意欲さえあればアイディアやニーズに応じてDIYの範囲をステップアップさせていくことができます。
自転車も一台程度なら玄関先などに駐輪しておくことができますが、2台、3台と増えてくると置き場所に困ってしまうものです。
自転車置き場を専門業者に頼んで作ってもらおうとするとかなりの費用がかかってしまいますが、自分で作ってしまえば材料費だけで出来上がり、経済的です。
大きさもニーズに合わせて自由に設定できますし、一度着手してしまえば予想以外に短時間で作ることができますから、ぜひ挑戦してみたいものです。
自転車置き場をDIYするのに必要な道具・材料
自転車置き場をDIYするにはいくつかの素材が考えられますが、耐久性などの点から考えるとやはりレンガがおすすめです。
レンガを材料にすれば大きさを自由自在に決めることができ、作っている途中でアイディアが変更になっても融通が利きます。
自転車置き場を作るのに必要な材料は、エッジレンガと敷きレンガ、セメント、硅砂、そして自転車スタンドです。
床にレンガが敷いてあれば雨の多い季節などでもぬかるみになることがないので、自転車が錆びるのを防ぐことができます。
また、強風で自転車が倒れてしまう心配もありません。
道具としてはゴムハンマーとシャベル、ブラシ、水平器などがあればいいでしょう。
自転車置き場の作り方
まず最初に自転車置き場よりも一回り大きめに土を掘ることから始めます。
掘る深さとしてはレンガの厚み2cm程度加えたものが適当です。
地面を掘ったら床を平らにならし、セメントを撒きます。
セメントを撒き終わったらエッジレンガを並べていきますが、曲がらないように板などをガイドにするとうまくいきます。
水平器を使って、レンガが水平になっていることも確認してください。
次にセメントの上に砂を敷き、敷きレンガを置いた時に高さがエッジレンガと同じになるようにします。
敷きレンガを切る手間を省くために、最初からレンガのサイズに合わせて自転車置き場の大きさを設定しておくのがおすすめです。
レンガの高さはゴムハンマーを使って整え、全体に敷けたら上から珪砂を撒きます。
ブラシを使いながら、メジにくまなく珪砂が入り込むようにします。
レンガの上に自転車スタンドを置けば、これで自転車置き場は完成ですが、屋根をつけたい場合にはホームセンターなどで単管パイプを入手し、屋根を乗せる骨組みを作ります。
屋根には透明なポリカーボネートの波板を取り付けるのが簡単です。
分からないことはホームセンターの店員さんに尋ねることをおすすめします。