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フェイク梁でメリハリ空間

フェイク梁の特徴とは?

フェイク梁とは、建物の構造上は必要ない梁をインテリアのために設置したものです。
「ここに梁があったらおしゃれだな」と思うところに設置することで、室内の雰囲気を変えたりぐっとおしゃれな空間にすることができるのが特徴です。

そしてもうひとつ大きな特徴となるのが、「木材は使わない」ことです。
あくまでフェイクですし、あってもなくても困らないので、本物の木材を使う必要はないわけです。
万一落ちてしまったときのことを考えて、危険が生じないよう発泡スチロールなど軽い素材で作るのが一般的です。

建物の構造上では必須ではないわけですから、図面を作成する必要はとくにありません。
設置する場所の採寸をしっかり行い、梁を正しいサイズで作りさえすれば、図面がなくても問題なく作ることができるはずです。
この手軽にDIYを楽しめる点も、フェイク梁の特徴・魅力の一つとしてあげられるでしょう。

フェイク梁のDIYに必要な道具と作り方

このフェイク梁をDIYで作る上で必要な道具は、原材料となる発泡スチロール、表面を木材っぽく見せるための木目調の壁紙、それから突っ張り棒です。
それから必要に応じてL字の金具、ワイヤー、両面テープ、粘着テープなどを用意します。

極端な話、梁を渡す空間に合わせて発泡スチロールと木目調の壁紙でフェイク梁を作り、突っ張り棒だけで支えて作ることも可能です。
ただ、それだけでは落ちてしまわないか不安という場合、L字金具やワイヤーを使って補強していくことになります。
この点はフェイク梁を設置する高さや、小さいお子さんがいるかどうかなど環境によって判断することになります。

作り方でもっとも難しいのは、フェイク梁そのものの制作でしょう。
発泡スチロールを組み合わせて梁を作っていくことになるわけですが、いかに「本物っぽく」作れるかで最終的な出来栄えが決まります。
発泡スチロールを両面テープや粘着テープで張り付けて組み合わせていくとき、角の部分がずれてしまわないよう慎重に行っていきましょう。
まずは「コ」の字型に作り、最後の一面は残しておきます。

そしてもっとも難易度が高い部分とも言えるのが、壁紙の貼り付けです。
発泡スチロールの表面にきれいに貼り付けていくのはもちろんのこと、角の部分が丸くならないようピッタリと貼り付けていくのがポイントです。
組み立てた「コ」の字の部分と、最後の残ったフタにあたる部分の両方に壁紙をきれいに貼り付けていきましょう。

完成したら、そのフェイク梁を壁に固定するためのL字金具を取り付けていきます。
必要に応じてワイヤーを取り付けてもよいでしょう。
それから、フェイク梁を取り付けたところに突っ張り棒を設置し、そこにフェイク梁を取り付けていきます。

ワイヤーはこの突っ張り棒にとりつけるためのものです。
そして最終的に「コ」字型の部分とフタの部分を接合させたら完成です。