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DIYで使われる針葉樹について

DIYで使われる針葉樹とは

DIYでよく使われる針葉樹にはマツや杉、ヒノキ、モミ、ベイスギ、ベイツガ、ベイヒ、ベイモミなどがあります。
マツは日本全土に広く分布している木材で、DIYでよく使われる他、枕木や薪などとしても使用されています。
クロマツとアカマツがありますが、いずれも硬いのが特徴で、木材の表面はやや粗めです。

杉もマツと同様に日本では大変ポピュラーな木材ですが、柔らかくて軽いので初心者には特におすすめです。
杉には寿命が長く直径が大きい屋久杉、年輪幅が均等で強度に優れた吉野杉、揃った木目が美しい秋田杉、曲がりにくく強度のある天竜杉などの種類があります。

ヒノキも日本ではよく使われる木材のひとつですが、木目や色が美しいのに加えて、ヒノキは芳香成分があることでも知られています。
ですから木材としてはもちろん、シャンプーや猫よけビーズなどでもヒノキが使用されています。

国内で生産される木材以外に、輸入品の中で最もポピュラーなのがアメリカのアラスカ州やカリフォルニア州などに多く分布しているベイスギです。
ベイスギは柔軟性に優れており、加工がしやすいためにDIYにはうってつけで、しかも直射日光にも強いので、さまざまな用途に使われています。
木材は種類によって扱いやすさが異なり、質感や色合いなども違ってくるので、用途に合わせた素材を選ぶことが大切です。

DIYで使われる針葉樹の特長

DIYで使われる木材には針葉樹と広葉樹がありますが、針葉樹というのは葉が細長い形をしているもの、そして広葉樹というのは幅広い葉を持っているのが特徴です。
針葉樹と広葉樹では葉の形が違うだけではなくて、細胞組織も異なっています。
針葉樹の細胞組織の方が広葉樹よりも単純なため、針葉樹を素材にした木材の方が柔らかくてしかも軽く、DIY初心者が加工するには最適です。

針葉樹の加工方法

針葉樹をカットするためにはノコギリか電気丸ノコ、あるいはジグソーなどを使用します。
まっすぐサイズ通りにカットする自信がない人は、若干大きめにカットしておいてやすりがけで調整するといいでしょう。

木材の表面は粗くてざらついていることがほとんどなので、紙やすりやサンダーなどを使って滑らかにするのがおすすめです。
カンナを使う人もいますが、カンナはどちらかと言うと上級者向けです。

色を塗るときはペンキを使ってもいいのですが、ブライワックスやワトコオイル、オイルステインなどを使用すればきれいな木目をそのまま活かすことができます。
木材をきれいにカットする自信がないと言うのであれば、ホームセンターで購入する際にカットしてもらうのが一番です。
希望する寸法をメモしていけば、プロが寸分違わないサイズにきれいにカットしてくれます。