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塗料の種類

黄緑の絵具

DIYの基本になる塗料の知識

DIYをするときにほとんどの人が行うのがペンキなどの塗料を使った作業です。

塗料はホームセンターなどに行くとかなりたくさんの種類が販売されているのを見かけることができますが、それらは色が違うというだけではなく塗る場所や用途によって使い分けがされることとなっています。

DIYにおいて使用をする塗料の役目は大きく二種類があり、「色をつける」ということと「品物の耐久性を高める」というふうに分類ができます。

ガーデニングなどでは特に二番目の「耐久性を高める」という役割はかなり重要で、鉄柵や外壁、パイプや木材などに塗料を適切に塗っていくことにより、日光や風雨にさらされたときに長く耐えることができるようになります。

ただ塗料を塗ったからずっと丈夫なままというわけではなく、時間の経過によりペンキ部分だけが剥がれてきてしまうということもよく起こります。

そうしたときには細かく塗り直しをしてあげると見た目をよくするとともにさらに耐久力を増していくことができるのでぜひまめに行うようにしてもらいたいです。

塗料として販売されているペンキ類の中にも水性、油性などいくつかの種類があるので購入をするときにはどういった場所で使用をする製品に使うかということをきちんと想定して用途に合ったものを選ぶようにしましょう。

水性塗料と油性塗料の違い

ペンキとして販売されているものは大きく水性のものと油性のものとに分類をすることができます。

なんとなくペンキというと油性の製品がほとんどのような印象がありますが、自宅の中で使用をするような場合などには水性塗料の方が多く使用をされているようです。

どちらを使用してもよいという場所も多いのですが、ただ油性の場合には容器を開けた瞬間から強いシンナーのニオイがし取り扱いがしにくいというところに違いがあります。

水性塗料はニオイも少なく価格も油性に比べて安いことが多いのが利点なのですが、塗り終わったときの光沢感が油性に比べて少なく、耐久性にやや劣ってしまうというところが問題になってきます。

単純に耐久性を重視して屋外にある棚やベランダ周辺に使用するということなら油性一択となりますが、自宅内で使用する場合においては水性でも十分用途をこなすことができ、また光沢感が少ないということから上品な仕上がりにすることができます。

水性ペンキと油性ペンキともう一つ最近多く使用されているのがスプレー型のラッカー塗料です。

こちらは主に細かい色使いが求められる製品に多く使われるものなので、小さなものに色を付けるなら汚れも少なく手軽に使うことができます。

木材への塗装方法の基本

自宅でのDIYにおいてはおそらく木材の塗装が高い頻度で必要になってくることと思います。

木材に色を付ける場合にはいきなりペンキを使うのではなく、きちんと下処理をしておかないとキレイに仕上げることができません。

木材への塗装をするときにはまず前に塗ったペンキがある場合には丁寧に剥がし、表面のゴミやホコリを丁寧に除去していきます。

しつこい汚れなどは紙やすりなどを使って落としていきます。

塗装前には木材を乾燥させて置いたほうが色がよくなじみます。

塗る前には新聞紙やマスキングテープを使って余計な部分に色がはみ出ないようにしておき、そこに適切な濃度に薄めたペンキを刷毛などを使って塗っていきます。

ペンキが乾燥をするまでには4時間くらいがかかるので、重ね塗りをしてはっきり色を出したいときには十分な時間をあけてから塗るようにしましょう。