防音対策は自分でできる?!
集合住宅に住んでいると、どうしても気になる問題の一つに騒音があります。
特に昼間会社で働いている人などは、夜間にお風呂に入ったり、食事を作ったりなど、何かと音を立ててしまうものです。
他の住人の音が気になるだけではなく、他人への騒音問題を気にしているのなら、いっそ防音対策をしてしまうのもいいアイディアです。
防音対策というと大掛かりな設備や工事を相続するかもしれませんが、実際にはDIYでもかなりの効果を上げることができます。
防音対策を講じる際には、「遮音」「吸音」「ぼうしん」の3つの防音の種類がありますから、どういったタイプの音を遮断したいのかを考えましょう。
遮音というのは外に音が漏れるのを防ぐのが主な目的で、ゴムマットや高密度プラスチック素材などが遮音シートとして使用されます。
遮音性が高いと、音漏れは確かに少なくなるとはいえ、室内に跳ね返った音が反響するため、音が聞き取りにくくなることがあります。
これに対して、吸音というのは音を吸収することによって音の反響や反射を防ぐ効果があります。
さらに、防振は振動を吸収することによって騒音を防ぐ働きがあります。
床の遮音に効果的な防音対策
ペットを飼っている家や子供のいる家庭では、床の遮音に気を使う必要があります。
フローリングの場合には特に音が階下に響きやすいので、防音タイルカーペットや遮音シートを使用するのがおすすめです。
自分で防音対策を施すのであれば、まず最初に遮音シートを床に敷き、その上から防音タイルカーペットを敷くようにすればかなりの効果が得られます。
防音タイルカーペットにはいろいろな種類がありますので、生活スタイルや価格などをポイントに選ぶといいでしょう。
子供やペットのいる家庭では、洗えるタイプの防音タイルカーペットを選ぶのがおすすめです。
汚れた部分だけを外して洗うことのできる防音タイルカーペットなどもあり、かなり便利です。
遮音シートに関しては、お値段は1平方メートルあたり2,000円〜9,000円が相場です。
壁の遮音に効果的な防音対策
壁の防音に関しては、防音パネルを貼るのがおすすめです。
防音パネルは、裏についている粘着テープを剥がして壁に貼り付けるだけなので、DIY者でも簡単に作業することができて便利です。
壁一面に貼らなくても、音源の近くにあるだけで効果を発揮しますので、テレビやステレオなどの置いてある壁面に貼るのも効果的です。
防音パネルの中にはインテリアの代わりにもなるデザイン性の高いものもありますので、用途に応じて選ぶことをおすすめします。
防音対策をすると同時に、部屋の模様替えをしたりインテリアのイメージアップを図ったりすることもできます。