Q.安物の高圧洗浄機が使い物にならなかった
安い高圧洗浄機を購入したのですが、使い物になりませんでした。
高圧洗浄機を選ぶ際のポイントを教えてください。
価格帯や性能についても知りたいと思っています。
A.選び方のポイント
高圧洗浄機は、通常の掃除では落としにくい汚れを高圧の推力によって落とすことのできる便利な道具です。
もともとは業務用として広く使われていましたが、最近では家庭用のものも広く市販されており、毎日の掃除に取り入れる家庭が増えてきています。
家庭用の高圧洗浄機は業務用と比べると価格も安めに設定されており、手軽に導入できるのがメリットとはいえ、あまり安いものを買ってしまうと実用的ではないといったケースもあります。
高圧洗浄機は、吐出圧力と吐出水量によって性能が異なってきます。
家庭に1台備えようと言うのであれば、「家のどの部分を掃除したいのか」「どのぐらいのパワーが必要か」を考えた上で、最適なモデルを選ぶことが大切です。
吐出圧力というのは水の勢いのことで、大きければ大きいほど汚れを吹き飛ばすパワーが強くなります。
一方、吐出水量というのは1時間に噴出される水の量のことを指します。
安い高圧洗浄機では吐出圧力と吐出水量が小さめなことが多く、せっかく買っても考えていたほどの洗浄能力がないため、効果が得られないことがあります。
せっかく高圧洗浄機を買うのでしたら、予算の許す限り吐出圧力の高いモデルを選ぶことが大切でしょう。
また、許容水温も高圧洗浄機を選ぶにあたっては大切な要素のひとつです。
許容水温が高ければ高いほど、しつこい油汚れなどを簡単に落とすことができます。
例えば自家用車のホイール周りなどの油汚れは、許容水温の高い高圧洗浄機であればきれいに掃除することができて便利です。
一般に、家庭用の高圧洗浄機の許容水温は40℃、業務用の場合には60℃が目安となっています。
さらに、動力がモーター式かエンジン式かによっても効果に違いが出てきますので、安いからと言って飛びつかずに、長年使える製品を選びたいものです。
失敗しない高圧洗浄機メーカーの選び方
高圧洗浄機を購入するなら、長年の実績がある信頼のおけるメーカーを選ぶようにしたいものです。
高圧洗浄機のメーカーの中でも特に人気の高いケルヒャー(KARCHER)は、家庭用・業務用共に質実剛健なモデルが揃っていますので、どれを選んでもあまり失敗することはないと言っていいでしょう。
京セラのインダストリアルツールズ(旧RYOBI)の製品も、人気が高いことで勇名です。
特に「AJP-1210」は噴射する水力を無段階で調節できる「バリアブルノズル」が標準装備されています。
価格的にも1万円以下で購入できる点がメリットです。