クリスマスでお馴染みリースを作る
「リース」といっても会社などで什器類を調達する方法のことではありません。
リースとはクリスマスの時期によく見かけることがある花と葉を多く使って編みこんだ花の輪のことで、古くから欧米では幸せを呼ぶ花飾りとして多く作られてきました。
クリスマスの時期に多く見られる理由、常葉樹である柊やモミ、ヒムロ杉といった樹木の葉を使うことで永遠の若々しさということを示し、そこにキリストの血=贖罪の証である赤いポインセチアなどを使うということで宗教的なお祝いの品にしているからです。
花が環になっているということも「永遠」の象徴とされており、お祝いの席ではその時期の花を使ってよくオブジェとして作られています。
普通のブーケと違って軒先や壁にかけやすく、華やかな印象とともに荘厳な印象になるのでぜひDIYとして作ってみてもらいたい品です。
といってもあまり堅く考えることはなく、自宅の庭などで育てている生花やハーブ類などがあれば手軽に作ることができます。
ホームパーティーの他にもちょっとしたお祝いごとの席の贈り物にも使うことができるので、まずはキレイに作れるように練習をしてみましょう。
ボリューム感を出すことがポイント
リースを作るときに一番に気をつけたいのが花の輪にしっかりとしたボリューム感を出すようにするということです。
通常の花と茎だけを使った花輪の場合、どうしても環の線が細くなってしまいがちなのであらかじめ中に詰めるものを用意しておき先に環を作ってしまってからそこに花や葉を配置していくようにします。
手軽な方法としては、まず柔軟性のある金網かプラスチック製の網を用意して、それで適度な太さの環を作っていきます。
網だけではうまく葉や花が刺さらないので、網を筒状に丸めるときに中身には培養土や水苔といった生け花用のものを詰めて水分を補給することでより長く花の鮮度を保つことができます。
ぎゅっと詰めた環ができたら順番に用意した花と葉を挿してゆき、下地が見えないようにぎっしりと挿したらできあがりです。
季節の花を使ってもよいですし、常緑樹をベースにして花を少なめにするという方法もあります。
アレンジ方法は様々なので他の人の作品も参考にどんどんオリジナルのものを作っていってください。