DIYで壁に漆喰を塗る特徴・メリットとは?
DIYで壁を塗る特徴としては、必要なものをすべて自分で選んで作業を行うことができる点が挙げられます。
道具・工具はもちろんのこと、漆喰選びも自分で行うことになりますから、プロの業者でなくても扱えそうな、それでいて仕上がりもよい漆喰を選ぶことでDIYを楽しみながら作業を行っていくことができるでしょう。
作業そのものが思い出になる点もDIYで壁に漆喰を塗る大きな特徴であり、またメリットとして挙げられます。
毎日目にすることになる自宅の壁を仕上げるわけですから、見るたびに「これは自分でやったんだ」という満足感に浸れます。
家族でやればよい記念にもなるでしょう。
さらに小さい子供がいる家庭なら、子供の手形を残すといった方法で思い出を目に見える形で残すこともできます。
仕上がりはプロには及ばないかも知れませんが、プロでは決してできない自分たちならではの仕上がりにできる醍醐味があるわけです。
DIYといっても、何かを組み立てて作るわけではないのでとくに図面や設計図の作成は必要ありません。
ただ、どの範囲に漆喰を塗るのかを確認するために、DIYを行う範囲の壁の見取り図を作成・用意しておくとよいかもしれません。
壁に漆喰を塗るために必要な道具と実際に行う方法
必要な道具は、まずメインとなる漆喰です。
DIY用の漆喰なども売られているので、自分でもできそなうものを選んでみましょう。
ここで注意したいのは、塗る壁の面積を考慮したうえで適切な漆喰の量を確保しておくことです。
それから道具はコテが必須で、さらにコテ受けと手袋、マスカー、マスキングテープなども欠かせません。
あとは濡らした状態の雑巾、そして忘れてはならないのが、服は汚れてもよいものを着用することです。
塗り方の手順は、まず塗る壁をきれいにしておくことです。
この上に漆喰を塗ることになるわけですから、できるだけ汚れは落としておく必要があります。
また、壁紙が剥がれている、または浮き上がった状態の場合には剥がしておきましょう。
これも漆喰をしっかり塗る上で欠かせないものです。
それから、もし壁に台などが取り付けられており、それが外せる場合には外しておきましょう。
壁に漆喰を塗れる状態を整えたら、次は塗らない場所、汚したくない場所を養生しますが、これは壁だけでなく床にも行います。
壁にはマスキング、床にはブルーシートを使用しましょう。
ここまで準備を整えたら、いよいよ実際の作業に入ります。
まず壁に下地処理を行ったうえで下地材を塗っていきますが、この下地をしっかり行うかで仕上がりに大きな差が出てくるので注意しましょう。
そして壁に漆喰を塗っていき、最後に後片付けと掃除をしたら終了です。
漆喰は表面が乾燥するまでに24時間程度、さらに全体が硬化して定着するまでには1週間くらいかかりますから、それまでは換気などにも配慮しながら触れないようにしましょう。