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サビ塗装に挑戦しよう

サビ塗装とは

DIYの中でも、初心者が挑戦しやすいのが塗装ですが、塗装の中でも遊び心があって工程を楽しめるのがサビ塗装です。
サビ塗装はサビがかった色合いを塗装によってわざと作り出すもので、例えば新品のプラスチック製のヘルメットでも、サビ塗装を施すことによって年季の入った金属製のヘルメットのように見せかけることができます。

サビ塗装は一旦マスターしてしまえばさまざまなアイテムや場所に応用できるので、住居に個性を出したい人にはおすすめです。
絵心がなくてもコツさえつかめば誰でも簡単にサビ塗装ができるようになりますので、ぜひ挑戦してみてください。

サビ塗装に必要な道具

サビ塗装をするためには、下地のためのプライマーと塗料、パレット、ハケ、スポンジ、ビニール手袋などが必要になります。
プラスチックのように表面がつるつるしている素材は、あらかじめ下準備をしないでそのままペンキを塗ってしまうと、塗ってもすぐに剥げ落ちてしまうことが少なくありません。
ですから、必ず下地としてプライマーを塗っておくことが大切です。

サビ塗装に使用するペンキは「ミリタリーペイント」と呼ばれているもので、アーミータンクグリーンを選べばそれだけでアーミーな雰囲気を盛り上げることができます。
プライマーにしろペンキにしろ、一度塗ると乾くまでに1時間以上待たなければなりませんが、ヒーティングガンがあれば1分程度で乾くので便利です。
休日の限られた時間をDIYに充てている人は、ヒーティングガンを一つ買っておくと重宝します。

ヒーティングガンは1,700円前後の安いものから8,000円以上するものまで価格帯が様々ですが、たまにDIYをする程度であれば安いもので十分です。
DIY のために色々な用具を揃えていくのも楽しみのひとつです。

サビ塗装の方法

さて、道具を揃えたらいよいよサビ塗装に入っていきます。
まず、プラスチック製のヘルメットは内部に取り付けられている頭を支える部分の部品を取り除きます。
次に下地としてプライマーを塗りますが、丁寧に塗ろうと神経質にならずに、ハケを使ってささっと塗るだけで大丈夫です。

ヘルメットの外側はもちろん内側にもプライマーを塗ったら、完全に乾くまで待ちます。
次にミリタリーペイントを使ってヘルメットに色を付けていきますが、この時はハケを使わずに、スポンジで色を乗せていくのがポイントです。

スポンジだと均一に塗れないのですが、それが逆にいい味を出してくれます。
ざっと塗ったら乾かす作業を2〜3回続けたら、次はサビ塗装専用の塗料を使ってサビ感を出していきます。
表面を凸凹にちぎったスポンジで色を少しずつ乗せていくと失敗がありません。