格安で手に入る端材を使用
家族が多い家庭では、靴をすべてきちんと収納しようと思っても、なかなかそれに見合う靴箱が見つからないことがあります。
市販の靴箱の多くはそれほどたくさんの靴を収納できないデザインになっていますので、いいものが見つからないときには自分で手作りしてしまうのもおすすめです。
靴箱と言っても、扉などをつけてしまうと作業が難しくなり、DIY初心者は手こずってしまいますので扉のないオープンなタイプの靴箱に挑戦してみるといいでしょう。
学校の下駄箱のようなイメージで作れば、かなりの数の靴を収納することができます。
備え付けの靴箱では靴が収まりきらず、途方に暮れている人はぜひお試しください。
靴箱の作り方
靴箱が大きくなると材料費もかさみますので、できるだけ費用を抑えるためには端材を使用するのも悪くありません。
端材は無料で分けてくれる木工店も多いので、少しずつ溜めていくといいでしょう。
細長い端材でも、ボンドでつなぎ合わせていけば一枚の板になります。
しかも強度がありますので、一度作っておけば一生モノの家具になります。
端材を張り合わせて作った板を靴箱の枠として使用し、内側の仕切り板はコンパネを使用すれば、かなり費用を抑えることができます。
コンパネはホームセンターなどでカットしてもらえば手間もかかりませんし、仕上がりが綺麗です。
まず最初に、端材で作った木枠を靴箱を置く場所に設置します。
最初から玄関の壁のサイズに合わせて木枠を作れば、スペースも無駄にならず、効率よく靴を収納することができます。
木枠を設置したら仕切り板としてコンパネを縦に並べ、ビスで固定していきます。
仕切り板の側面に、靴の高さに合わせて細い端材を付けていきます。
この端材が水平でないと美しく仕上がりませんので、きっちり測るようにしましょう。
端材をつけ終わったら、コンパネをカットして作った棚板を乗せて完成です。
傘が置けるような細長いスペースを作ったり、棚板の代わりにバスケットをゲタ(細い端材)に引っ掛けたりすれば、靴以外のものも収納できるので、玄関周りがすっきりします。
所々に鉢植えを飾ったり、手ぬぐいやのれんを使って部分的に目隠しをすれば、インテリアとしても楽しいものになります。
賃貸住宅で壁に釘が打てない人でも、この方法であれば壁に傷をつける事がありません。
コンパネをそのまま使うのではなくて、カラフルにペイントすれば玄関が明るくなり、アクセント的な要素も加わります。
コンパネというのは(コンクリートパネル)の略で、もともと耐水性がありますので、靴箱の素材としてはぴったりです。
サイズは180x90cmが基本ですので、そのことを頭に入れながら設計していくといいでしょう。