巣箱を作ってみよう
庭のある一軒家に住んでいる人にとって、小鳥が集まってきてさえずりを楽しむことのできる環境づくりは、夢のひとつなのではないでしょうか。
鳥が来やすいような庭づくりをしておけば、毎朝鳥の「ちゅんちゅん」という可愛らしい声で目覚めることができます。
鳥が好きな樹木を植えておけば鳥が集まる可能性も大きくなりますので、庭に一重の椿や梅を植えるのも良いアイデアです。
赤い実のなる木を植えると鳥がたくさん近づいてきますので、ヤマボウシやグミ、ジューンベリーなどを植えるのも良いでしょう。
鳥というのは警戒心が非常に強いので、DIYで巣箱を作って置いておくのもおすすめです。
小鳥の巣箱を作る際のポイント
小鳥の巣箱を作る際には、厚みが1.2cm以上の杉板がぴったりです。
箱の大きさは集まってくる鳥によってかなりの違いがあり、例えばシジュウカラやスズメなら縦・横の大きさが15cmの巣箱、ムクドリなら縦・横が18cm、高さ30cmの巣箱が適切です。
雨が降ってきたとしても、雨水が巣箱の底に溜まないように、ドリルを使って5箇所程度の穴を開けておくのがコツです。
蝶番なども設置する必要があるので、鳥の巣箱を自分で設定して作ろうと考えている人は時間をかけて案を練ることが大切です。
エサ台の制作もおすすめ
鳥の巣箱はもちろんのこと、エサ台を制作して鳥が来やすい環境を作り上げることが何より重要です。
特に冬は鳥とって餌を見つけにくい環境になりますので、巣箱と合わせてエサ台を作っておけばかなり楽です。
エサ台として必要なのは20x30cm程度の大きさの板材で、支柱を作ってやや斜めに取り付けます。
斜めにしておくことによって、エサ台に水が溜まるのを防ぐことができます。
鳥の種類によって好みのエサが違うので、どんな鳥を引き寄せたいかによってエサ台に置くエサは異なってきます。
例えばシジュウカラは、殻付きのピーナッツやひまわりの種を好んで食べに来ます。
またうぐいすやメジロ、ヒヨドリなどといった小鳥はみかんや柿、りんごなどといったフルーツを好みます。
エサ台と合わせて、「バードバス」も置いておけば、鳥にとってはさらに居心地のいい場所になります。
バードバスというのは鳥が水を飲むと同時に、水浴びをする場所でもあります。
バードバスの作り方は簡単で、お皿に小石を敷き詰め、水を入れるだけです。
小石が敷いてあることによって鳥が滑るのを防ぎ、羽の中のごみや虫を水浴びによってきれいに洗い流すことができます。
鳥が来てくれるような素敵な環境は、一朝一夕にできる訳ではありませんので、少しずつアイテムを取り揃えていくことが大切です。
鳥はデリケートな生き物ですので、焦らずに対応していくことを忘れてはいけません。