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まるでヨーロッパなガーデンテラスを作ろう

ガーデンテラス

ヨーロッパ風ガーデンを目指す

自宅の中庭やベランダにちょっとした植物があると住み心地はかなり大きく向上をするものですよね。

中でも女性に大人気となっているのが、中世ヨーロッパの風景を感じさせるような「イングリッシュガーデン」です。

市民講座や初心者向けのガーデニングの基本セミナーなどでも必ずイングリッシュガーデンは登場をしてくるほど庭造りでは人気のあるやり方となっており、DIY向けの製品を取り扱っているようなお店でもかなりたくさんの道具を選ぶことができます。

ですが一口に「イングリッシュガーデン」といっても何をどういうふうに配置をしたらそんな雰囲気が出るのかということをすぐに答えることができる人は少ないことでしょう。

純粋なイングリッシュガーデンを目指すのか、それともフレンチガーデンなどヨーロッパ風の雰囲気であればよいのかといったような最初の設計図も庭造りにおいては重要になってきます。

日本における洋風ガーデンというのは大きく「イタリア式」「フランス式」「英国式」の3つに分類をすることができます。

「英国式」の庭の特徴はイタリア式やフランス式に比べて必要以上に植栽に手をいれることをせず、自然のままに近い風景を作り出すということです。

イタリア式・フランス式のように庭木を刈り込んで形を人為的に作るのではなく一見無造作に見えるようなナチュラルな作りをしているところが、侘び寂びの文化を持つ日本人の心情にマッチしたというふうに言えるかもしれません。

自然のままの素材を重視して使う

イングリッシュガーデンらしく見せるためにまず前提になるのが「できるだけ自然のものをそのまま使うようにする」ということです。

具体的にはプラスチック製の用具などではなく、石や木材を使うようにするということです。

また複数の木や花を植えるときに、囲いをあとからつけるのではなく植物を配置する方法でエリアを分けるようにするといったこともイングリッシュガーデンの基本になります。

しかしなんといってもイングリッシュガーデンを完成させたいときに一番のキモになってくるのは「石畳」です。

庭の片隅にだけでもコンクリートではないく石畳のスペースがあるとそれだけで一気に洋風感が高まります。

石畳というとかなり高い技術の施工が必要のように思えますが実はDIYで行うのはそれほど難しいことではなく、初心者でも比較的簡単に敷いてしまうことができます。

石畳を作るときにはまず御影石など敷石用の石と、その下で平らに支える基礎砕石を使っていきます。

作り方としてはまず最初に基礎砕石を石畳にした部分に約5cmくらいの厚みで敷き詰め、それを転圧機でしっかりと固めたあとに川砂を約3cmくらいに敷いてそこに石を並べていきます。

ホームセンターでも専用工具とマニュアルが紹介されているのでそうしたところを参考にしてみるのもよいかと思います。

参考>>http://www.komeri.com/howto/html/01710.html

色彩のバランスを考えた配置

もう一つイングリッシュガーデンで大切になるのが色彩の調節です。

四季折々の花はたくさんの種類が咲いていると大変キレイなものですが、イングリッシュガーデンにおいては花の咲く時期に合わせてバランスを考えた配置がされるようになっています。

刈り込みなどを丁寧に行わずできるだけ自然のままに花を育てるのが特徴的な英国風の場合には、どこにどういった花を置くかというバランス感覚が大切になります。

慣れないうちはまずはメインになる花を決めて、それを一角に集中的に植えてその周囲に細かい花を育てていくようにするというのが失敗のない方法になります。

中でもおすすめなのはイングリッシュローズで、複数の色のものを場所によって配置していくことでかなり華やかな庭にしていくことができます。