木製食器の暖かさを手作りで
雑貨屋さんでお馴染みの食器である木製食器ですが、実はDIYで作ってしまうこともできます。
木製食器を作るのはかなり難しそうに感じるところですが、簡単なものから初めてみると案外キレイに仕上げることもできるのでいきなり最初からはねつけるのではなくまずは挑戦をしてみることをおすすめします。
木製食器としてまず入門編となるのが「カトラリー」と呼ばれるバターやペーストなどを塗るときに使うナイフ状の食器です。
使用をするのは他のDIYとして使用をした木材の余りでもよく、長さ20cmくらい確保をすることができれば余裕を持って制作をすることができます。
木材の他に準備をするのは木材を削るための専用カッターと、仕上げのためのサンドペーパーです。
それと出来上がったあとに食品が木材に染み込まないようにコーティング剤を塗って乾かします。
コーティング剤は専用のものを使用しなくても一般の家庭用として売られているオイル類を丁寧に染み込ませていくだけでも十分です。
コーティングをするときには一回だけで終わりにするのではなく何度か乾かしながら繰り返し染み込ませていくようにして最低でも3回くらいは行うようにします。
怪我がないように削っていくコツ
カトラリーは形状も複雑ではないので特に事前に細かく設計図や下絵を書かなくてもざっとしたイメージで作っていくことができます。
怪我がないように削っていくためには、まず工作に使うカッターは専用のものを用意しできたらダイヤモンドカッターのような研磨製品で刃先を丁寧に研いで準備をしておきましょう。
削る場合には必ず刃を自分の体とは反対側に向けて外側に向けて削っていくようにします。
鉛筆削りをカッターでやった経験がある人なら特に問題はないかと思いますが、若い人などはそもそも鉛筆を使ったことがないかもしれませんのでまずは慣れるまでは練習をしながらコツをつかむようにしていきましょう。
削るときにはまず先にざっと外形を作るようにして、握り部分の太さを実際に利き手で持って確認しながら少しずつ細さを整えていきます。
だいたいの形状が整ったら少しずつ細かい角をとる作業をしていき、最終的には塗面になる部分を平らに薄くなるようにしていってください。
全体のバランスが決まったら最後に仕上げのサンドペーパーがけをしていきます。
サンドペーパーにもいくつか種類があるので、最初は粗めのものから削り仕上げに近づくごとに細かいペーパーを使うようにして最終的に木目が毛羽立たないなめらかな表面にしてください。
手軽な製作キットも販売しています
カトラリーのような形状が単純なものなら自力で作ることができますが、フォークやスプーンなどはさすがにいきなり自力で作るというのは難しいでしょう。
そこでおすすめなのが「ヒトテマキット」というDIY用のお手軽な制作キットです。
こちらはフォークやスプーンの他、小皿やマドラーなどいくつかの製品が販売されており今後もシリーズが増えていくことがアナウンスされています。
直接通販で購入をすることもできますが、無印良品の一部店舗などでも販売しているのでそこから選んでいくつか試してみるとよいでしょう。